工場から別の業界に転職したいんだけど、どんな業界に行けばいいんだろう……
工場から別の業界に行くのと、また工場で働くのとどっちがいいんだろう……
この記事では上記のような悩みを解決します。
結論、工場からの転職でおすすめの業界は5つ!そして、工場からの転職は同業界ではなく、異業界への転職がおすすめ!です。
私は工場で10年勤務してましたが、つまらなすぎたので思い切って未経験の業界に転職しました。前よりは楽しく過ごせているので、異業界への転職をおすすめしています!
- 高卒から自動車工場で10年間ライン作業。
- つまらなすぎて死んだ魚のような目で過ごす
- 一念発起して未経験から異業種に転職
- 「工場勤務からもっと早く脱出しておけばよかった」という想いから、本ブログ『コウテン』を運営中
- ご相談やお問い合わせはコチラから
業種と職種の違い
まず、「業種」と「職種」の違いについて、簡単におさらいします。※すぐに「工場からの転職先におすすめの業界5つ」を知りたい人はコチラをクリック。
- 業種=事業の種類
- 職種=仕事の種類
総務省の日本標準産業分類によると、業種は20種類に分けられています。
一方で、職種はさまざまな分類がされていて、一概には何種類とは言えません。
ですが、ハローワークインターネットサービスが厚生労働省のデータをまとめていたので、どんな職種があるのか見てみたい人はチェックしてみてください。
厚生労働省編職業分類 byハローワークインターネットサービス
ちなみに、職種の例としては
- 〇〇の販売員
- 〇〇の営業
- 〇〇の編集者
みたいな感じです。
工場からの転職におすすめの業界5つ
工場からの転職におすすめの業界は以下の5つです。
- 製造業
- IT ※個人的には1番おすすめ
- 不動産
- 広告
- 電気・ガス・熱供給・水道業
それでは、1つずつ解説していきます。
製造業
製造業をおすすめする理由としては、同業界であれば今までの工場勤務の経験を武器に、さらに働きやすい環境を求めたり、年収を求めたりできるからです。
本ブログでは「工場勤務から脱出しよう。」というコンセプトでやっていますが、工場勤務=ライン作業という考え。なので、製造業であっても、毎日淡々と同じことをただ繰り返すライン作業はおすすめしていません。
ライン作業ではない働き方の製造業への転職はアリかなと。ライン作業ではない働き方の一例としては
- 保守や点検
- 営業
- 事務
などですかね。
一般的に同業界のほうが転職も成功しやすいので、今までの経験を活かせる製造業への転職はおすすめです。※ライン作業はNG
IT
ITは「Information Technology(インフォメーション・テクノロジー)」の略称です。
IT業界としては
- インターネット・Web業界……Webサービスの開発・Webサイト制作・ソーシャルゲーム・SNS
- 情報通信業界……電気通信業・放送業(テレビ)・放送番組制作業
- 情報処理サービス業界……システム構築・開発・運用
- ソフトウェア業界……PC・スマートフォン・各電子機器などの内部のプログラム作成
- ハードウェア業界……PC・スマートフォン・各種電気機器”本体”を作成
などがあります。
「ITとか工場勤務の転職から無理でしょ……。世界が違いすぎるわ……」と思うかもしれません。ですが、そんなことはありません。
たとえば、dodaのIT関係の求人で、「東京都 業種・職種未経験OK」で絞って検索してみると852件もあります。
私が10年前の自分のもとに戻れるなら、IT業界への転職を1番勧めますね。その理由は、スキルが身につくのと、これからも伸びていく業界だからです。
衰退していく業界よりも、伸びていく業界の方が待遇や給料を良くする余裕があります。疲れてるときよりも、体力に余裕がある時の方が人に優しくできるのと一緒です。
不動産
不動産業界もおすすめです。
日本の人口は減ってはいますが、仕事が無くなることはありません。生活に欠かすことのできない「衣食住」の住の部分だからです。
仕事が無くなる可能性が低いのは安心感がありますよね。
たとえば、工場のライン作業は、AIに奪われる仕事ランキングなどに入っています。人口が少なくなるので、生産性を上げるためにはAIの導入は必須です。遅かれ早かれライン作業者には影響があります。
ただし、不動産の営業などであれば話は別です。AIとのやり取りだけで話を進めるには金額が多すぎたり、契約関係をAIにすべて任せるとは考えにくいので、将来的に仕事がなくなるリスクは低いでしょう。
また、不動産の営業マンはインセンティブなどが付けば、かなり稼げるのも魅力的です。
工場から未経験の不動産業界への転職も不可能ではありません。
強いて言えば、「宅建(宅地建守取引士)」や「FP(ファイナンシャルプランナー)」を持っていた方が知識の証明や、やる気の証明になるので、働きながら資格取るのもアリです。
広告
世の中には、多種多様なたくさんのサービスや仕事があります。埋もれているサービスも仕事もいっぱいです。
そんな中、世間の人に知ってもらうために必要なのが広告です。Web広告の需要は年々高まってきています。
例えば、YouTubeを見ているときに途中に広告が流れたり、スマホアプリで遊んでるときにも広告が入っていたりしますよね。
広告業界の仕事は、ああいったよく見る広告を作る側に回るということです。
広告業界への転職は
- コミュニケーションを取るのが好きな人
- 分析好きな人
- 稼ぎたい人
におすすめです。
ただし、やりがいが多い反面、仕事がハードになりがちです。
「お金はそんなに稼がなくてもいいから、仕事以外の時間もたっぷり取りたい。」という人には向かない業界です。
電気・ガス・熱供給・水道業
公共事業である「電気・ガス・熱供給・水道業」は平均年収が高く、安定性のある仕事です。
安定性のある理由としては、インフラの仕事がなくなる可能性は低いから。
仕事内容としては、それぞれを供給する事業所での仕事や、供給設備の維持管理、施工管理などです。
工場勤務であれば、機械の保守・点検の経験があると思います。そういった経験を棚卸ししてアピールできれば、電気・ガス・熱供給・水道業への転職も不可能ではないでしょう。
工場からの転職におすすめの職種3つ
ここまでは、おすすめの”業界”について紹介しました。ここからは、おすすめの”職種”について紹介します。
工場からの転職におすすめの職種は以下の3つです。
- 営業
- 事務職
- Web・インターネット関連職
1つずつ解説します。
営業
どの会社でも営業は必要です。なぜなら、サービスにしろ、商品にしろ、売上が立たないと会社として終わるからです。
営業が得意になれば、言ってしまえば無敵です。
営業のスキルを身につければ、副業で自分の商品やスキルを売って収入を増やしたり、独立したり、幅広く使えます。
工場でのライン作業のスキルは、今いる会社でしか活きないですからね…。
おすすめとしては、法人営業で無形商品(広告・IT・人材会社・SaaS……etc)を取り扱っている会社の営業がおすすめです。
無形商品を法人相手に売れるようなスキルが身につけば、どこに行っても通用します。
事務職
事務職は単純作業が比較的に多いです。なので、同じことを淡々とこなしてきたライン作業者に向いています。
また、会社によっては事務職の人も変化の多い仕事を任してもらえるので、工場のライン作業のような「何も考えずただ毎日を流れ作業でこなす。」といった働き方になるのは少ないです。
PCとか全然触ってきてないのに事務職に転職なんかして平気かな…
そんな風に思わなくても大丈夫です。
普通の会社で働いている人とあなたで、根本の能力の違いなんてそんなにありません。ライン作業だって、きっと最初から今みたいに早くできたわけじゃないですよね。新人は訳も分からず遅いはずです。
PC作業も同じです。働いているうちに慣れるので安心してください。
Web・インターネット関連職
どこでもやっていけるスキルが身につく「Web・インターネット関連」の仕事もおすすめです。
10年前に戻って自分に会えるとしたら、私は「Web・インターネット関連」の仕事に就くように言います。
なぜなら、自分自身でやっていけるスキルが付くので、フリーランスとして生きていく道もできますし、プログラミングやWebデザインスキルなどの希少性のあるスキルを持っている人間は需要が高いからです。
あと、PC1つで出来る仕事って単純に憧れます(笑)
工場から急にWeb関係への転職とか無理でしょ……
なんて思わなくても大丈夫です。未経験歓迎の求人も多くあります。
もしくは、今パソコンを持っているなら、仕事終わったあとにWebで使えそうな
- Webライティング……メディア運営やブログ記事の作成に使えるスキル。
- Webデザイン……ホームページの作成や広告のデザインなどに使えるスキル。
- 動画編集……動画広告やYouTube・TikTokなどに使える動画を作成するスキル。
などを学んでみてください。(プログラミングの独学は挫折するので最初はやめておきましょう※挫折経験アリ)
とはいえ、「勉強だ!」と気合い入れて取り組むのではなく、本を1冊だけ買ってみて、新しい玩具を手にいれた子供のような気持ちぐらいの気楽さで取り組みましょう。
それぞれのおすすめ本を以下に貼っておきます。
【Webライティング】
【Webデザイン】
【動画編集】
工場からの転職は「工場」と「異業種」どっちがおすすめ?
「工場からの転職は「工場」と「異業種」どっちがおすすめ問題」、まずは結論から
- 年収を維持したいなら「工場(製造業)」
- 働く楽しさ、将来性、やりがいを求めるなら「異業種」
です。上記のように、あなたのなりたい姿によって、工場に転職するか、異業種に転職するかを決めましょう。
私の個人的な意見としては、異業種への転職がおすすめです。
なぜなら、工場のライン作業に将来性はあまりないからです。
まず、自分の身をどこに置くかが重要。ガラケーやポケベルなど、衰退した業界に今から入っても上手くいかないのは目に見えてますよね。
衰退していく業界ではなく、最初に紹介したおすすめの業界5つへの転職を狙いましょう。もちろん、最初に紹介した業界以外でも、興味のある仕事が今現在あるなら、その業界の将来性を調べた上でGOするのもありです。
異業種への転職とはいえ、工場での経験がまるっきり活かせないわけではありません。
工場時代、業務改善にかなり力を入れていたなら、業務改善のコンサル系に進めるかもしれないです。
すべては今までの経験をどう扱うか次第。例えるなら、冷蔵庫にあるたくさんの食材をどう使って、どんな料理にするかを考えるようなものです。
工場からの転職ロードマップとして工場勤務から転職してシャバへ脱出!高卒から10年働いて転職した人間がおすすめの転職の流れを紹介で、転職の一連の流れを解説しています。ぜひ、あわせて読んでみてください!
まとめ:工場から転職するなら「将来性のある業界」へ行こう
本記事では、工場勤務からのおすすめの業界・職種について紹介しました。
【工場からの転職におすすめの業界】
- 製造業
- IT ※個人的には1番おすすめ
- 不動産
- 広告
- 電気・ガス・熱供給・水道業
【工場からの転職におすすめの職種】
- 営業
- 事務職
- Web・インターネット関連職
私の1番おすすめの業界は「IT業界」です。
インターネットや次に変わる新たな技術(Web3.0・メタバース等)を使ったサービスは今後も出されていくはずです。
需要が高くなり、お金が流れてくる業界に身を置くことで、待遇も給料も良くなることでしょう。
ですが、本当に1番おすすめなのは、あなたが読み進めていく上で興味の湧いた業界・職種です。人それぞれ性格も興味も違うので、あなたの心がピク付いた業界があれば、試しにどんな求人があるのか覗いてみてください。
転職活動をはじめるのにお金は1円も掛からないです。
変化のない退屈な毎日を変えるキッカケはどこにあるかわかりません。もしかしたら、この記事を読んで、軽い気持ちで登録した転職サイトが人生を変えるキッカケかもしれません。
1つ確実なのは、行動に変化を起こさなければ、明日にも変化はなにも起きないということです。ぜひ、軽い気持ちで転職活動をはじめてみてください。
転職には多少のリスクがあるので慎重にならなくてはいけませんが、転職”活動”はノーリスクです。良い出会いがあることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
このブログ「コウテン」では、高卒から10年間死んだ魚のような目をしながら働き続けた人間が、未経験の業界に転職した経験をもとに、工場からの異業種への転職について発信していきます。
私は10年間を無駄にしたと思っています。あのときがなければ今はない。なんて綺麗事を言うつもりはありません。若くて自由なうちにもっとやってみたい仕事をやればよかったなと。
ですが、あのときの私と一緒で、工場から転職するのが怖い人はいると思います。
そんな人の人生が好転するように。そう思って本ブログ「コウテン」を運営しております。
転職の一連の流れをまとめた工場から転職でシャバへ脱出!高卒から10年働いて転職した人間がおすすめの転職の流れを紹介!も参考にしていただければと思います。